平成30年度 施設参観と社会見学会

平成30年11月27日(火)に左京区保護司会20名と今回初めての試みとして更生保護女性会にもお声かけをし、左京区北地区更生保護女性会理事11名の31名で施設参観と社会見学会研修会を開催致しました。

社会見学研修として、兵庫県三木市にあります「ヤクルト本社兵庫三木工場」の工場見学に参りました。

ヤクルトの工場はほとんどが機械化され、衛生面においても厳重な管理がなされていました。 ヤクルトの創始者で、医学博士の代田 稔(しろた みのる)氏は、今から80年以上も前に、食糧不足と不衛生な環境で多くの幼い命が失われていた少年期の体験から、 医者になろうと決意し京都大学医学部に入学しました。病気にならないための「予防医学」、腸を健康にして長生きする「健腸長寿」を目指しました。 保護司会の活動とも同じ事が言えるでしょう。犯罪のない世界を目標に、犯罪予防部会の活動があります。

昼食交流懇親会は、工場見学の後「ネスタリゾート神戸」のホテルザ・バヴォーネ3階「さざんか」で行いました。 左京区北更生保護女性会の渡邉副会長様からご挨拶頂き、和気藹々の昼食交流会会になりました。

施設参観は「播磨社会復帰促進センター」で研修をいたしました。このセンターは平成19年10月に運営が開始された新しい形態の刑務所です。 126.000㎡(甲子園球場の約3倍)の広大な敷地の中に1.000名の受刑者が収容されています。 対象者は、刑務所への収容が初めての男性受刑者で日本国籍を有し、犯罪傾向が進んでいない26歳以上で刑の執行期間が1年~8年で、集団生活に順応でき心身に著しい障害のない受刑者です。 官民協働による先進の警備体制と円滑な社会復帰に向けた職業訓練・改善更生と再犯防止と、ネットワークを使った出所後の保護・就労支援に力をいれている施設でした。

文責・写真:橋本周現 左京区保護司会 研修部会長