洛北中学校薬物乱用防止啓発授業の開催

日時:令和6年2月21日14時15分~15時05分
場所:洛北中学校体育館
洛北中学校体育館で午後2時15分より薬物乱用防止出前授業を開催しました。
今年は3年生全員284名体育館での授業になった。

左京区保護司会上野会長が司会進行を担当。
体育館の中央に用意された大きなスクリーンに投影された
洛陽病院薬剤科中嶋有子先生のビデオで授業が始まりました。

中嶋先生の授業は下記YouTubeでご覧になれます。

大麻事犯は増加傾向にあり、低年齢化が報告されています。市販薬の大量服用は、10代から20代にかけて広がりを見せ、急性中毒や死亡事例などが報告され大きな社会問題となっています。このビデオでは、洛陽病院、薬剤師中嶋先生に「薬学的にみて薬物が体に及ぼす影響について授業をしていただきました。特に、市販薬の大量服用は人間の脳・心臓・腎臓・肝臓に大きなダメージを与えることをわかりやすく解説してくださり、生徒たちは熱心に聞き入っていました。
約20分のビデオ終了後、3年生担当の先生方がステージの前で、「薬物を誘う → 断る」見本演技を3パターン演じてくださり、生徒たちがロールプレイ原稿を見ながら、声を出して断る練習をしました。
終わりに、左京区保護司会が、他団体と共同で制作した薬物依存症は病気ですのビデオを見ていただき、授業を終えました。授業では
1)それぞれの薬物についての薬学的な説明。
2)市販薬の大量服用についての危険性について
3)薬物への誘いは声を出してキッパリと断る
4)薬物依存症は病気です➡「病気には治療が必要」の
メッセージを発信。
284人の生徒は、最後まで、授業に集中してくれているように見えました。

この日に先立ち、私たちは1月18日、2月7日、2回に渡り洛北中学校3年生の担当先生方との打ち合わせを行い、2月7日、洛陽病院でビデオの収録を行いました。

コーディネーター:椹木 稔
写真:加納正博、上野 修
ビデオ撮影・編集:加納正博
文責:上野 修

 

 

令和5年度高野中学校 薬物乱用防止出前授業

日時 : 令和6年1月31日14時15分~15時5分
場所 : 高野中学校南棟3階3年生の教室3室にて開催
高野中学校にて午後2時15分より薬物乱用防止出前授業が開催され
3教室にて、それぞれ約25人の生徒さんに担任の先生から薬物濫用やオーバードーズが今年度も増加しているとのお話があり、続いてビデオスクリーンに保護司会・左京北地区更生保護女性会・BBS会・薬剤師会の共催団体と共同で作成した薬物乱用防止のDVD映像が映しだされ授業が始まりました。
今までの薬物乱用防止授業は「ダメ絶対!」 「薬物は怖い」 「犯罪である!」との概念で行われて来ました。その成果として薬物に対する知識や問題点は浸透しつつあるように思われますが、薬物を使用した犯罪は増加し低年齢化しています。
先生が生徒さん方に「違法薬物や危険薬物を自分で入手できるか?」と質問されるとほとんどの人から「そんなんやる気やったらインターネットで簡単に出来る!」との答えが返ってきました。

授業では
1,薬物の正しい使用方法について。
2,違法薬物・危険薬物の勧誘を受けた時のキッパリした断り方のロールプレイ
3,啓発ビデオにて「薬物依存症は病気です」➡「病気は治療が必要」なことを認識してもらう。

ロールプレイでは生徒さん全員が、大きな声で自分の考えた断り方で積極的に実践し取組んでおられました。

各教室にて授業の最後に校長先生から「今日の貴重な体験を卒業後も各自の将来に生かして良い人生を送って頂きたい」とのお話がありました。
写真・文責:鞍谷秀郎

左京区保護司会・舞鶴保護司会との合同研修会

オブザーバー参加 伏見区保護司会
令和5年10月18日(水)13:30
於:左京区旧新洞小学校1階会議室

舞鶴地区保護司会桑村会長からお声がけをいただき実現した合同研修会。
伏見地区保護司会 河田会長もオブザーバー参加いただきました。
舞鶴から14名、伏見地区から5名左京区から10名
BBS会から3名。
総勢32名の研修会になりました。
13:30 開会
総合司会:堀口廣挨拶 左京区保護司会総務部会長

挨拶
左京地区保護司会 上野 修 会長挨拶
舞鶴地区保護司会 桑村 信慶 会長挨拶
伏見地区保護司会 河田 修作 会長挨拶

研修会
13:40 左京区保護司会の活動について
左京区公開講演会について 上野 修 会長
作文コンテストの取り組み 椹木 稔 副会長
中学校放送部との連携   下垣内昭雄 地区地域幹事
薬物乱用防止出前授業の実施 加納 正博 犯罪予防部会長
左京区保護司会の会計を担当して 山中 牧子 会計担当
左京区保護司会との連携 上嶋 美紀 左京地区BBS会

 

〈左京区保護司会の活動について質疑応答〉

14:15
舞鶴地区保護司会の活動について 桑村 信慶
会長駐在保護司について   大道るり子 駐在保護司
<舞鶴地区保護司会の活動について 質疑応答〉

14:40
・小グループに分かれて意見交換(参加者名簿参照)
15:20
グループの話したことを発表 各グループ3分~5分程度

15:40

舞鶴地区保護司会副会長お礼の言葉 斉藤 友幸 副会長
伏見地区保護司会お礼の言葉    石津 祥治 副会長
左京区保護司会  閉会の挨拶   鞍谷 秀郎 副会長
15:50
閉会
私達にとって、初めての合同研修会。多くの皆さんの前で発表の機会をいただき、プレッシャーを感じながらもお話しさせていただけたことは、大きな自信になりました。また、舞鶴地区保護司会さんの活動をお聞きして、違った視点を見させていただきました。

写真:隠塚 功・椹木 稔・加納 正博
文責:上野 修

73回社会を明るくする運動左京区作文コンテスト審査会

日 時:9月10日 10:00~15:00
場 所:元新洞小学校会議室
今年度は左京区小学校20校のうち18校(1005作品)市立中学校8校の内8校
(629作品)合計1634作品の応募をいただきました。

本年度は、日曜日の審査会にも関わらず、森元 正純左京区長、渕上 康幸 京都少年鑑別所 所長をはじめ各種団体の先生方、保護司の先生方が参加してくださいました。
午前小学校の部18名・午後中学校の部19名で厳正な審査を行いました。
審査の結果、小学校10作品、中学校6作品を入賞とさせていただきました。

各種団体審査員:(順不同・敬称略)
森元 正純 左京区長
渕上 康幸 京都少年鑑別所 所長
木俣  紀子 左京区社会福祉協議会事務局長
鳥居 肇      京都東ライオンズクラブ 会長
風間 随成 左京更生保護協会 副会長
京都府川端警察署
京都府下鴨警察署
宇田川 英子 左京北地区更生保護女性会 会長
中林  五月    左京南地区更生保護女性会 副会長
出口   花      左京区BBS会 会長
上嶋 美紀 大久保 岳哉 下山 海咲 左京区BBS会
上野   修      左京区薬物乱用防止指導員協議会 会長

保護司審査員:(順不同・敬称略)
上野 修  椹木 稔    鞍谷 秀郎  隠塚 功
北川 美里 柴田 敬子 加納 正博 堀口 廣
澤田 清人 梶田 大介 中島 正裕
三品 美紀 柴田   基慶  山中 牧子 島津 昌子

作文を期日までに集めていただきました学校担当保護司の先生をはじめとする関係者の皆様方に対し、深く御礼申し上げます。

左京区作文コンテスト表彰式は
令和5年12月10日左京区役所で開催いたします。

審査会担当:犯罪予防部会 加納 正博 椹木 稔 左京地区BBS会 出口 花

第73回社会を明るくする運動 左京区公開講演会

京都保護観察所 金山忠夫所長 ご挨拶

日 時: 令和5年7月28日13時30分~15時15分
会 場 :左京区役所会議室
講 師 :村井 琢哉  氏  (山科醍醐こどものひろば 理事長)
演 題 :~子ども食堂でつくるつながり~
なぜ子どもはおとなに「困っている」ことを見せないのか

・ご挨拶 社会を明るくする運動左京区推進委員長 森元 正純区長
・来賓ご挨拶 京都保護観察所 金山 忠夫所長
・来賓者紹介
13:45~
・講演:村井琢哉様(山科醍醐こどものひろば理事長)
・演題:なぜ子どもはおとなに「困っている」ことを見せないのか
14:50
・質疑応答
15:10
・閉会の辞 社会を明るくする運動 左京区推進委員会事務局
左京区保護司会 上野修会長
15:15 閉会

講師:村井琢哉先生

気温37度、午後1時30分から開演という過酷な条件ではありましたが、
当日は会場をほぼ埋め尽くす97名の方にご参加いただき、最後まで熱心にご清聴いただきました。

講演内容:
貧困、DV、いじめ等を数値を用いて説明。両親が離婚した、シングルマザーの子どもの家庭は母親が働いていても収入が低い。低い収入の中で、子どもの教育に出せる額は少ない。子どものための貯金で入学金を払い、学費は教育ローンで借りて、卒業後、払っていくという子どもが多い。
大学に入学できても、卒業できなくて、教育ローンだけが残るという子どもが多い。入学金は親が払うが、学費500万円は、子どもが教育ローンで借りて、卒業後払う。生活費は子どもがアバイトをして稼ぐ。事故や病気などにより、入学できても、卒業できなくて、教育ローンだけが子どもの重荷になることが多い。
子どもと人間関係のない周りの大人が、子どもに「大丈夫?」と尋ねても、子どもは困っていることを言ってくれない。
子ども食堂を通して、子どもと関わりを継続して持つことが大切。食事を作ることに追われて、子どもと関わりを持てなかったら、何のために子ども食堂をしているのかということになる。子どもと関わるときに、子どものマイナスのことをいうのではなくて、プラスのことをいうことが大事。プラスのことをいうことにより、子どものプライドが保てる。
子ども食堂は、子どもとのつながりを作る場であり、子どものプラスの部分を通して、子どもと関わりを続けていくことにより、子どもとの信頼関係ができていくのである。
戦後間近の日本は、みんな同じく貧困であった。現在は、一見して貧困が見えない。現在、貧困の子どもが6人のうち1人いる。以前の日本は、貧困から抜け出すことができやすかったが、現在の日本は、日本自体に活力がなく、貧困から抜け出すことが難しい。貧困から抜け出すのに4世代かかると言われている。生活保護を受けている親の子は、親が働いている姿を見ていないから、大人になっても働かない。

講演をお聞きして:
村井先生の講演は両親が離婚したケースを例に、シングルマザーのこどもの家庭について分かりやすく説明をいただきました。シングルマザーは非正規雇用が多く収入が低い。具体的な収入額と、地区別家賃の相場、学費、などを対比。
家庭の事情やお金の問題に絡む状況で、子どもたちが大人に「困った」を言えない社会になってきていることが良くわかりました。
私たちが子どもだったころ、生活は豊かでありませんでしたが、町内でいっぱいの友達と夕方まで楽しく遊ぶことができました。そして友達同士で豊なコミュニケーションにあふれていました。社会人となってからも、まじめに働けばそれなりの生活と共に心豊かな生活を保障されていたように思います。
ところが今の日本は、大変に「貧しい環境」へと激変してしまっているようです。おそらく子どもたちは、我々大人の想像を絶する環境におかれていると考えなくてはなりません。
私たちは、社会を明るくする運動の一環として、薬物乱用防止啓発活動を含む、さまざまな活動を行なっています。地域社会が安全で安心に暮らせることを念頭においた、犯罪に手を染める事がないことを願う啓発活動です。
本日の講演を聞かせていただき、従来からの啓発活動に加えて、こどもたちに寄り添い、子どもの意見を聞き、子どもから信頼され、相談をされる存在になるような活動を模索していかなければならないと強く感じました。

村井先生貴重なお話ありがとうございました。

出席いただいた来賓者:
京都保護観察所 金山 忠夫所長様
京都少年鑑別所 宇治田 直樹次長様
左京区社会福祉協議会 藤田 徳治郎会長
左京区社会福祉協議会 木俣紀子事務局長様
左京北地区更生保護女性会 宇田川 英子会長様
左京南地区更生保護女性会 山川 美枝子会長様
左京区薬物乱用防止指導員協議会 上野 修会長様
左京区BBS会    出口 花会長様
川端少年補導委員会 下野 治夫会長様
市会議員 隠塚 功先生、熊澤 真昭先生、櫻井 泰広先生
前原誠司国会議員から祝電を頂戴。

共催団体、左京北地区更生保護女性会、左京南地区更生保護女性会、左京区薬物乱用防止指導員協議会、左京区保護司会、左京区BBS会4名を含む
約22名の皆さんに、会場設営、配布物準備、・各席への配置、後片付けなど、朝11時からから夕方4時までという長時間ご協力いただきました。

開催に際しては7月14日午後8時から、関係団体10名とZOOMで事前打ち合わせを実施。
会場設営、受付、シナリオの共有、各部所の責任者を決定し当日を迎えました。

司会進行:椹木 稔
会場設営責任者:椹木副会長・鞍谷副会長・宇田川会長・出口会長・山川会長
ビデオ・写真撮影:加納 正博、BBS会 久保康裕
文責:椹木稔 上野 修      (順不同・敬称略)

養正・養徳学区合同街頭啓発活動

令和5年7月15日(土)11:00~11:30
養正学区はグレースタナカ前にて参加者:保護司4名 更女3名 少補2名
養徳学区はイズミヤ前にて:保護司1名 更女4名 他2名が参加し薬物乱用防止啓発パンフレットや保護司活動紹介資料等の配布を行いました。
当日は快晴で陽射しがとても強く歩行者も少ない中、両地区で延べ約550人の方に資料等をお渡しすることが出来ました。

また、後日高野中学校にも薬物乱用防止啓発資料セットを作成の上お届けし、全校生徒270名に配布して頂きました。

今回の活動に参加・ご協力頂きました皆様方に深く感謝申し上げます。
養徳学区地域幹事 阪口美幸・養正学区地域幹事 柴田基慶

文責:阪口美幸 左京区保護司

令和5年度社会を明るくする運動 新洞、川東 ミニ集会

日時:令和5年7月15日(土)18 時 30 分~ 20 時 00 分
場所:元新洞小学校第2会議室
メインテーマ 「犯罪被害者と更生保護」
第1夜 「平凡な家族から突き落とされたあの日、、、」
講師:信ヶ原雅文氏 檀王法林寺住職
中江美 則 氏 法人ルミナ理事長

2012 年 4 月 2 3 日に起こった亀岡集団登校交通事件の被害者遺族であ
る中江氏と、同 4 月 1 2 日に起こった祇園暴走事故の法要を毎年続けて
おられる信ヶ原住職の講演と対談。
パワーポイントによる事故の振り返りと、現在に至るまでのお二人の活
動を紹介。
亀岡集団登校交通事件の悲惨極まりない事故に加え、情報漏洩、根拠の
ないネットによる誹謗中傷、嫌がらせという二重三重 の苦しみを受ける
中、自分と同じような苦しみ、悲しみ、憤りを持つ人が生まれないよう
に、加害者を作らない=更生保護の活動も進められている。
信ヶ原住職は保護司という更生保護の活動に加え、祇園暴走事故の法要
を勤められ、その法要には保育園の年長組を参加させ「大人になったら
優しい運転をする人になるんだよ」と語りかけている。
犠牲に
なった方を法要することで事故を風化させない。
語り継ぐことで二度と悲惨な事故が起こらないように、と祈っている。
共通したお二人の思いが参加者の皆様の心に届いた様子であった。
少年法改正について、どう感じているか?という会場からの質問も出た。
また、ネットによる第二次被害に対しても許せないし、我々が慎重に対
処していかねばならない問題、との意見もあった。

参加者合計 38 名 内保護司 11 名(信ヶ原雅文、中井京子、三品美紀、川見善孝、鈴木美智子、村上ますみ、佐伯知彦、堀内寛昭、佐藤恭子、澤田清人、中林五月)
関係団体名とその人数
左京南地区更生保護女性会 5 名、新洞女性会12 名、新洞体振、民生、仏教会、消防分団 6 名
NPO法人ルミナ 2 名一般2 名

 

【左京区叡麓地区保護司会・社会を明るくする運動研修会】

日時:令和5年7月10日(月)10:10~12:00
場所:京都市立上高野小学校ふれあいサロン
主催:叡麓地区保護司会、上高野地区更生保護女性会
参加者:保護司3名、更生保護女性会10名、上高野社会福祉協議会1名。

目的:
誰もが「孤立」を抱える社会のなかで、弱者ほど生きづらい世の中になってきました。犯罪の原因の多くは孤立だと言われており、それはその人を孤立させている地域の問題でもあります。そこで、私たちは改めて「更生保護」の活動を見直し、私たちが地域に求められていることは何かといった問題意識を共有するとともに、新しい保護司さんとの交流を深め、まずは私たち自身が顔の見える関係性を構築することを目的とします。
内容:
・挨拶 牛江保護司
・自己紹介
・更生保護の現状/再犯防止推進法案の背景
犯罪数→ピーク時の1/4、うち再犯者の割合50%、どうして再犯するのか(犯罪の傾向)、
更生保護法令和4年改正→地域住民参加促進、指導から寄添いへ
・話合いーケース検討を通して
生きづらさを抱える少女を題材に、地域でできることを検討した。また近年のニュースなどか
ら感じることを話し合った。「私がその立場だったら、犯罪をしていたかも知れない」「犯罪
に至るまで、もっともっと子どもの時分に地域でできることがあった」との意見が出た。世間
には、犯罪者は排除される存在であって、その人に寄添って考える人はほとんど居ない。
だからこそ私たちの存在は貴重なのだと共有した。

文責:北川美里 左京区保護司会 協力組織部 部会長

 

養正・養徳学区ミニ集会

日時  令和5年7月9日(日)13:30〜15:00
場所  養正小学校ランチルーム
参加人数 26名(うち保護司5名 鞍谷・木村・阪口・柴田基・千葉・更女北6名)
内容  講演テーマ:自転車での事件、事故防止対策について
講師 京都府下鴨警察署 交通課長
京都府警部  相葉 健一先生

講師:京都府下鴨警察署交通課長 相葉 健一先生

本年4月に自転車走行安全運転の為ヘルメット着用が努力義務となり、7月から電動キックボード運行の法律も改正され、交通ルールの変化が著しい昨今、正しいルールを身に付け、自転車を安全に利用したいとの観点から養正・養徳学区合同のミニ集会を企画しました。
まず初めに講師が持参されたスライドを使い道路交通法等に基づく図表を見ながら、自転車は軽車両に分類されており、どの様に通行するべきかをイラストで様々な場面を示し、参加者各々に考えてもらってから正解を披露する形式でお話し頂きました。
例えば、路側帯の種類によっては歩行者専用で自転車が通行してはいけない個所や方向が有ることなど、色々な事例を知ることでルールが身に付くように思われました。

車との事故事例についても同様に事例をたくさん紹介され、左折する大型車両は内輪差が大きく、自転車や歩行者が後輪に巻き込まれる危険があること、大型車両には死角が多く、横断歩道等を通行する際は特に注意をしなければならないと、知ってはいたが忘れていたことを再確認できました。
一方で、危険な走行をすると、今度は自分が加害者になってしまうことも忘れてはなりません。事故を起こせば当然ながら多額の損害賠償請求をされますが、それよりも相手を傷つけてしまう行為は犯罪です。
自転車は自動車と同じく、事故を起こさないよう細心の注意を払って走行しなければなりません。並進・傘さし運転・イヤホンやスマホ使用中の運転走行は危険行為として禁止されています。又、今回の企画のきっかけとなった自転車走行安全運転の為のヘルメット着用については自転車乗車中に死亡事故となった事例の56%が頭部の致命傷であったとのことで、やはり我が身を守るためにはヘルメット着用は必要不可欠であるといえます。
講演後の質疑応答では自転車走行中どの車線を走るべきかわからなくなって困った方の体験談が出たり、学区内で自転車事故の多い場所を教えてほしいなどの要望が出ました。

当日は大雨の予報が出ており、天候もかなり悪かったため、参加者は相当少ないと見込んでいましたが、26名の参加があり活発に意見も述べて頂きました。
交通ルールの変更は安心安全な暮らしにとても関わりが深いことなので、地域の人が直に警察の方のお話が聞ける機会を設けることは意義のある取り組みだと感じました。

文責・写真:阪口美幸  左京区保護司