テーマ:「地域ボランティアに関わる人の心の健康を考える」座談会
文責:阪口美幸

浅井吉弘 養正市政協力委員連絡協議会会長
冨田光代 下鴨少年補導委員会養徳支部長
上野修 左京保護司会会長
木村辰男 養正保護司会
柴田基慶 同上
千葉明 同上
藤田洋司 養徳保護司会
阪口美幸 同上
宇田川英子 更生保護女性会会長
平真順 養正更生保護女性会
渡邉正子 前更生保護女性会会長
渡邊公美 元更生保護女性会会長
大原美智子 更生保護女性会
日時:2024 年 7 月 19 日(金)14:00~15:30
場所:京都市立八瀬小学校ランチルーム
「イマドキのこどもわかものを語り合おう」セッション
話題提供
学校の現場から(八瀬小学校岡崎校長)、
少年鑑別所で出会う少年たち(京都少年鑑別所明星氏、岸本氏)、
児童虐待の状況(京都府家庭支援総合センター児童虐待 DV 防止連携員北川)
IT 化や家庭の多様化により、こどもや若者を取り巻く環境は大きく変化しています。
とくに格差社会の中で、弱者において差別や社会的孤立等の問題が、こどもたちの育ちに大きな影響を及ぼしています。そのようななかで子育ては単なる家庭の問題だけでなく、地域全体で支え合うことが求められています。
本セッションでは、こども若者に関わる専門家の方々に現代の子どもたちの課題と現状を話していただく中で、参加者が子どもたちや若者の課題をより深く理解し、地域の役割と支援の重要性を考える機会を設けました。特に、会場となる八瀬地区は、新任保護司の紹介と地域住民への更生保護の理解をいただくきっかけになればと考えました。
当日は、平日昼間にもかかわらず満員になるほど多くの方々が来られ、熱心に登壇者の話を聞いている様子がうかがえました。フリートークでは、こどもたちの置かれている現状を自分ごととして言葉に出してくださり、会場全体が温かい雰囲気に包まれました。
虐待や非行と全く縁のないような、のびのびとした少人数の小学校で、地域のことや子どものことを真剣に話し合う機会ができたこと、保護観察についても多くの質問があり、住民の関心の深さを感じました。上野会長、椹木副会長からの心に響く講評も相まって、今後、各種団体と連携し新しい地域活動が始まる予感がしました。
参加者:32 名 八瀬地区更女 2 名、八瀬地区 13 名、上高野更女 7 名、保護司 5 名他
スタッフ:保護司(牛江、藤井、北川、島津、石田)更女(佐竹)
参加者からのメッセージ
保護司とはどういうものか何をしているのか聞けて良かった
文責:北川美里 (左京区保護司会協力組織部会長)
日時:令和6年7月6日(木)10時00分~11時30分
場所: 岩倉地域交流センター会議室
講師: 信ヶ原雅文(しがはら まさふみ)先生
演題:宗教活動と福祉活動を通して「寄り添うこととは」
檀王法林寺住職・左京区保護司の信ケ原雅文氏を講師にお招きし「寄り添い」をキーワードにして、檀王法林寺が行ってきた福祉活動についてお話していただいた。
興味深かったのは、夜間保育のお話。
地域で夜のお仕事をする人が多く、夜、子どもを預かって欲しいという地域の要望に応えて、昭和27年に、檀王保育園の園長宅で子どもを預かり、昭和30年に京都市の支援が始まり、昭和31年に京都市が夜間保育園を認可し、昭和56年に府が認可するまで、長い時間がかかりました。全国に先駆けて、地域の保護者の願いに寄り添い夜間保育を始められたことは素晴らしいことだと思います。京都市の社会福祉活動における素晴らしい財産だと思いました。
檀王法林寺が様々な活動の多さとそれぞれの活動が、地域の方の願いに寄り添ってきたことに驚きました。このような活動ができているのは、檀王法林事寺を開創された袋中上人以来、ずっと大切にされていた寄り添いの理念が脈々と受け継がれてきたからだとわかりました。
ご講演を聞かせていただいた人は、どのような寄り添い活動ができるのか、考え、実践していくことで、社会を少しでも生きやすい社会にし ていくことが求められているのだと思いました。
当日は、岩倉3学区から60名の参加がありました。
当日の講演はYouTubeで視聴いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=eZK-rFEmg8Q
当日の参加いただきました団体役員の方々
参加保護司・更生保護女性会
司会:大西繁雄
ビデオ撮影・編集 : 加納正博
写真・文責:椹木稔
文責:中島正裕(修学院地域代表)
左京区保護司会 北部地域は7月3日(水)・7月5日(金)鞍馬小学校・市原野小学校にて
朝のあいさつ運動を開催しました。
朝の挨拶運動「校長先生と社明くんと共に」
令和6年7月4日7時50分~8時40分
京都市立下鴨中学校 北校舎北側、南門
「学校キャンペーン」と名打って下鴨中学校で子供たちに挨拶運動
を始めたのは、学校連携をと法務省が初めて唱えた直ぐの時で
あり、早くも16回目を迎えている。 この間校長先生等学校の
ご理解と協力があったからこそ可能であったと、感謝している。
・今年も、校長先生と社明くん(川見保護司)の登場で、
登校の子供たちと元気に挨拶を交わすことが出来た。
やはり、社明くんの存在は影響大で、遠くから笑顔を向けてくれ
たり、近くに寄って、ハイタッチをし、話掛けたりと、楽しい
あいさつ運動になった。
南門と北校舎前のフェンスに社明旗を掲げ、社明ポスターも
掲示し、紫ポロシャツ着用で社会を明るくする運動のアピールをした。
・当日の午後、早速校長先生が、下鴨中学校のHPにこのあいさつ運動
の掲載をして下さっていたことも、参加者に大きな喜びと感謝で
ある。
参加者12名(内保護司8名)
北更生保護女性会 1 名
下鴨中学学校運営協議会理事 1 名
下鴨中学校校長先生、他先生 2 名
参加保護司
葵・下鴨:和田、村上
他地域 :川見、堀内、鈴木、 佐伯、久保、藤田
令和6年度京都府保護司会連合会 京都市内ブロック別研修会
日時:令和6 年6 月10 日(月)14 :00~18 :45
場所:ウエスティン都ホテル京都瑞穂の間
テーマ:BBS会(Big Brothers and Sisters Movement)との関わりについて
左京区保護司会は、BBS会(Big Brothers and Sisters Movement)との関わりについて発表を依頼され左京区BBS 会と地域の更生保護活動を行なってきた過去の共催事例について上野 修左京区保護司会会長が30分間にわたりプロジェクターを使って紹介した。
・第63回社会を明るくする運動左京区公開講演会の告知フライヤーにBBS会が
共催団体であったこと、以降第73回の社会を明るくする運動左京区公開講演会について発表。
・薬物乱用防止啓発授業の連携。「薬物依存症は病気です」オリジナルビデオ制作。
大谷大学でのシンポジウム開催協力が切っ掛けで、左京区で薬物乱用防止啓発授業を始めたことを紹介。
メインの作文コンテストの連携については
審査会・表彰式・作文集制作について具体的に活動について発表した。
長期間にわたり左京区BBS 会と地域の更生保護活動を共催団体として対等な立場で行なって
きた過去の共催事例は、160名の参加者から高い評価を受けた。
左京区BBS会を陰で支えてくださっていた、正定院住職であり、左京区保護司会幹事である
木村辰男先生、左京区BBS会出口花会長、令和6年度左京区保護司会副会長、理事役員
に感謝の意を述べ発表を終えた。
4月27日(土)午前10:00〜12:00聖護院御殿荘
保護司31名、5月1日に保護司を委嘱される3名の先生方はインターンシップとして参加。
京都保護観察所 藤田博所長をお迎えして令和6年度左京区保護司会定例総会を開催しました。
第1号議案、令和5年度活動報告では、左京区公開講演会・各地区ミニ集会、社会を明るくする運動作文コンテスト(審査会・表彰式)薬物乱用防止出前授業など、プロジェクターで、写真を投影するなど詳しい活動報告がありました。
定例総会終了後、
更生保護協会風間隨成副会長、左京北地区更生保護女性会
宇田川英子会長、左京南地区更生保護女性会山川美枝子会長にご臨席いただき、
34名が参加する懇親会を開催いたしました。
日時:令和6年2月21日14時15分~15時05分
場所:洛北中学校体育館
洛北中学校体育館で午後2時15分より薬物乱用防止出前授業を開催しました。
今年は3年生全員284名体育館での授業になった。
左京区保護司会上野会長が司会進行を担当。
体育館の中央に用意された大きなスクリーンに投影された
洛陽病院薬剤科中嶋有子先生のビデオで授業が始まりました。
中嶋有子先生の授業は下記YouTubeでご覧になれます。
大麻事犯は増加傾向にあり、低年齢化が報告されています。市販薬の大量服用は、10代から20代にかけて広がりを見せ、急性中毒や死亡事例などが報告され大きな社会問題となっています。このビデオでは、洛陽病院、薬剤師中嶋有子先生に「薬学的にみて薬物が体に及ぼす影響について授業をしていただきました。特に、市販薬の大量服用は人間の脳・心臓・腎臓・肝臓に大きなダメージを与えることをわかりやすく解説してくださり、生徒たちは熱心に聞き入っていました。
約20分のビデオ終了後、3年生担当の先生方がステージの前で、「薬物を誘う → 断る」見本演技を3パターン演じてくださり、生徒たちがロールプレイ原稿を見ながら、声を出して断る練習をしました。
終わりに、左京区保護司会が、他団体と共同で制作した薬物依存症は病気ですのビデオを見ていただき、授業を終えました。授業では
1)それぞれの薬物についての薬学的な説明。
2)市販薬の大量服用についての危険性について
3)薬物への誘いは声を出してキッパリと断る
4)薬物依存症は病気です➡「病気には治療が必要」の
メッセージを発信。
284人の生徒は、最後まで、授業に集中してくれているように見えました。
この日に先立ち、私たちは1月18日、2月7日、2回に渡り洛北中学校3年生の担当先生方との打ち合わせを行い、2月7日、洛陽病院でビデオの収録を行いました。
コーディネーター:椹木 稔
写真:加納正博、上野 修
ビデオ撮影・編集:加納正博
文責:上野 修
日時 : 令和6年1月31日14時15分~15時5分
場所 : 高野中学校南棟3階3年生の教室3室にて開催
高野中学校にて午後2時15分より薬物乱用防止出前授業が開催され
3教室にて、それぞれ約25人の生徒さんに担任の先生から薬物濫用やオーバードーズが今年度も増加しているとのお話があり、続いてビデオスクリーンに保護司会・左京北地区更生保護女性会・BBS会・薬剤師会の共催団体と共同で作成した薬物乱用防止のDVD映像が映しだされ授業が始まりました。
今までの薬物乱用防止授業は「ダメ絶対!」 「薬物は怖い」 「犯罪である!」との概念で行われて来ました。その成果として薬物に対する知識や問題点は浸透しつつあるように思われますが、薬物を使用した犯罪は増加し低年齢化しています。
先生が生徒さん方に「違法薬物や危険薬物を自分で入手できるか?」と質問されるとほとんどの人から「そんなんやる気やったらインターネットで簡単に出来る!」との答えが返ってきました。
授業では
1,薬物の正しい使用方法について。
2,違法薬物・危険薬物の勧誘を受けた時のキッパリした断り方のロールプレイ
3,啓発ビデオにて「薬物依存症は病気です」➡「病気は治療が必要」なことを認識してもらう。
ロールプレイでは生徒さん全員が、大きな声で自分の考えた断り方で積極的に実践し取組んでおられました。
各教室にて授業の最後に校長先生から「今日の貴重な体験を卒業後も各自の将来に生かして良い人生を送って頂きたい」とのお話がありました。
写真・文責:鞍谷秀郎