中学校で薬物乱用防止啓発授業

昨年から左京区保護司会は、左京区内の小学校で薬物乱用防止啓発授業を、
左京区薬物乱用防止指導員協議会と共催で行なってきました。
本年度、コロナ禍の影響もあり、啓発活動ができていませんでした。

その中で、岡崎中学校3年生対象に、左京薬剤師会・左京地区BBS会と合同で、
薬物乱用防止啓発授業をすることができましたので、報告させていただきます。

まず、小学校でもしていましたが、前半は薬のプロ、左京薬剤師会によるパワーポイントで、薬とは・薬の処方・血中濃度との関係・アルコール・違法薬物や薬物乱用についてなど、多岐にわたり講演をしていただきました。

 

そして、後半は左京区保護司会とバトンタッチです。
小学校では、ロールプレイング方式で、断り方を見せることから始めます。
そして、断り方を考えてもらい、作業シートに記入して、声に出して発言してもらうのですが、どのように断ればいいか、考える時間があるということです…
しかし、今回中学校での開催では、瞬時にどう判断し答えるか?という課題方式にこだわり、シュミレーション劇を取り入れました。
事前に劇に参加してくれる生徒をピックアップしておきます。(岡中の先生方にお願いしてあります)
司会進行が、シチュエーションを発表し、シナリオを渡すのですが、生徒たちのシナリオには「課題:自分の言葉で断ってください」「課題:アオリに負けず、もう一踏ん張り頑張って、断って!」と記載してあり、いつどこで誘われるかわからない状況の中で、瞬時にどう判断できるかを、みんなに見てもらい考えてもらうことに重点を置きました。

今回は3つのシチュエーションを作り、学校の先生・BBS会・保護司と3人が誘い役に扮して行いました。

CASE 1
試験前の学校帰りに先輩と会い、疲れが取れて勉強も捗るサプリを誘われる…

3年生担任(野球部顧問)登場

 

CASE 2
読者モデルのオーディションの帰り、スタッフらしき人に止められ、ダイエットサプリを誘われる…

豊田保護司登場

(なぜかスクリーンは、CASE1)

CASE 3
友達同士で勉強中。ちょっと休憩に、インターネットで買った、勉強が捗るサプリを、友達だから一緒に試そうと誘われる…

左京地区BBS会松岡会長登場

 

授業は45分で慌ただしく終わってしまいましたが、一方通行の授業ではなく、体験型を取り入れたことで現実味を感じてもらえたのではないかと思いますし、シュミレーション中や意見発表タイムに笑いもあったりと、一風変わった授業が出来たと思います。
また、校長先生から「普段の薬物授業とは違い、劇は面白い試みですね。子どもたちに響いたと思います。次年度も時間調整して授業をお願いしたいです」と言っていただきました。

 

時間軸は逆転しますが、当日朝の登校時には、京の社明くんと一緒に「大麻・薬物 絶対あきまへん!」の啓発と「あいさつ運動」を行いました。

文責 かわみよしたか