小学校で薬物乱用防止啓発授業

左京区保護司会は、昨年から左京区の小学校で薬物乱用防止啓発授業を、
左京区薬物乱用防止指導員協議会と共催で行なっております。
本年度、左京薬剤師会・左京北地区更生保護女性会へ参加を呼びかけたところ、双方の団体ともご快諾いただき、4団体の共催事業として実施することになりました。
本年度新たに制作した、大型ポスターや、大きな垂れ幕、薬物サンプルを使い、

薬物乱用防止啓発授業を下記3つの小学校で行いました。

京都市立上高野小学校
令和2年1月23日(木)13時45分~14時30分
対象学年:5年生2クラス51名
京都市立岩倉南小学校
令和2年1月28日(火) 845分~1230分      
対象学年:5年生5クラス159
京都市立養正小学校
令和2年2月5日(水)10時45分~11時30分               
対象学年:6年生1クラス25名

 

上高野小学校授業風景 
教室の前の黒板に841 × 1189mmのポスターをフレームに入れて掲示
子どもたちには掲示物と同じデザインのA4チラシ・左京区保護司会特製クリアーファイル・薬物乱用防止啓発消しゴムを配布。

 

岩倉南小学校授業風景 

教室の前の黒板に垂れ幕を掲示・子どもたちには同じデザインのA4チラシ・左京区保護司会特製クリアーファイル・薬物乱用防止啓発消しゴムを配布。

養正小学校授業風景 

教室の前の黒板にたたみ一畳大の垂れ幕日本語版・英語版を掲示・子どもたちには同じデザインのA4チラシ・左京区保護司会特製クリアーファイル・薬物乱用防止啓発消しゴムを配布。

養正小学校 薬物乱用防止指導員協議会防止啓発授業 6年生25名 参加者21名

 

授業内容:
左京薬剤師会による、PPTによる薬についての授業:前半の20
      薬とは、薬の処方について、正しい薬の飲み方、役に立たない薬について・
      体に及ぼす悪影響
参加者全員による、薬物の誘いを断るロールプレイ:後半の20
犯人役:参加者が薬物を勧める演技  →   断わりかたを見せる。
子どもたちに、断り方を考えさせ、作業シートに書いてもらう。
断り方を書き終えた子どもたちへ、参加者が実際に誘いをかけ、子どもたちが考えた答えを
声にだして発言してもらう。→  断ることを練習するロールプレイ
ロールプレイ終了後
左京区保護司会制作の2分間ビデオ「薬物依存症は病気です」放映。
質問:子どもたちに
過去10年間にわたり京都府下では、学校で薬物乱用防止啓発授業が行われているが、
薬物事犯は、1)減っている、2)変わらない、3)増えている

3択の質問をする。
答え:薬物事犯が増えていると圧倒的多数が答える。

最後の挨拶・・・
子どもたちには、薬物に1)近づかない2)手に取らない 3)はっきり断る
3つのキーワードを伝える。

薬物には絶対に手を出してはいけません。
一方「薬物依存症は病気です」病気だから病院で治療が必要。

どんな状況でも遅すぎるということはありません。
君のまわりには、君を大切に思う人が大勢います。
これからの人生で不幸にも問題が起こったならば、
決して自暴自棄にならずに、ひとりで悩まず、先生・家族・友人、
地域の信頼できる人に相談しよう!
という言葉を伝える。
薬物乱用防止啓発授業参加者のべ人数:合計63名
左京区保護司会・・32
左京薬剤師会・・13名
左京北地区更生保護女性会・・16
左京区薬物乱用防止指導員協議会・・2名
本年は大型ポスター、垂れ幕を見せながらの授業、
子どもたちの反応はとても良かったと思います。
「薬物乱用防止啓発授業」共催団体/会長名
左京区保護司会会長:風間隨成
左京北地区更生保護女性会会長:渡邉正子
左京区薬物乱用防止指導員協議会会長:上野 修
左京薬剤師会会長:阪部彰浩

 

薬剤師による薬についての授業:左京薬剤師会
阪部彰浩・藤田洋司・東原和美・青木美生・中川直人・大垣聡彦・洞谷建一郎・西元和哉

授業進行:椹木稔・上野修

ポスター・垂れ幕制作:川見善孝 左京区保護司会理事、他
英語版ポスター制作協力:
横地環京都保護観察所長・左近司彩子統括保護観察官・京都府薬務課・川邊祐之介・川見善孝・上野修・伊藤恵子・村上ますみ・公益財団法人 京遊連社会福祉基金

写真:椹木稔・村上ますみ・北川美里・上野修
文責:上野修
「敬称略、順不同」