左京区保護司会は、「薬物依存症は病気です」。薬物再犯防止啓発ビデオをYouTubeで公開しました。
薬物に手を染めると、犯罪者としてのレッテルが貼られるため、嘘をつく、隠れる、逃げる、孤立するといった、悪循環のサイクルを繰り返しているように思われます。嘘をつく、隠れる、逃げる、孤立するといった、ネガティブな考え方から、⇨ 病気だからやめられないのは当たり前。自分はダメ人間ではない!「依存症」には治療が必要です。という客観的な情報発信することがきっかけとなり、ポジティブな考え方へと導ければと願います。薬物の再犯をやめたいと思っている人、自分は何回も約束を破ってしまうダメな人間と自分に呆れかえっている薬物依存者に対して、また同時に、地域の私たちが薬物依存者は薬物依存症という病気にかかている人たちであるという認識を持つことが薬物の再犯を防ぐ大きな要因になるという思いに至りました。
「薬物依存症は病気です」。 というメッセージを発信するビデオです。
制作:左京区保護司会
協力:左京区薬物乱用防止指導員協議会
motion graphic design:みぞれなし
coordinate:上野修宏
事務局:京都市左京区修学院千万田町5-47ハウス修学院101号
左京区保護司会 更生保護サポートセンター内
尚、このビデオは京遊連社会福祉基金の助成金により制作しました。
ビデオ制作に際し、いわくら病院杉山看護師、川端警察署藤井生活安全課長、京都ダルク出原施設長より、薬物依存症とは、薬物犯罪、薬物依存症になる要因や、社会復帰に関しての問題点などについてのレクチャーを受けました。
加えて、いわくら病院地域連携室矢田部氏より「回復への道程」と題する提言をいただきました。
お聞かせいただいた貴重なお話をベースに、
左京区保護司会ビデオ制作委員会でメッセージコピーを作成。
より多くの方に見ていただきたいという思いから、
効果的にメッセージが伝わるように、シンプルで訴求力のある、
motion graphicを用いたビデオ制作を外部デザイナーに依頼しました。
このメッセージが広く浸透すれば、薬物依存症に対する世間の認識が変わり、
それによって依存者自身が病院に行きやすくなるきっかけになり、結果として、
薬物再犯防止につながる事を願っています。
可能ならば、薬物乱用防止活動に関わっておられる多くの関係団体にもご賛同をいただき、このビデオを使っていただければと思っています。
文責:上野 修