令和5年度社会を明るくする運動 新洞、川東 ミニ集会

日時:令和5年7月15日(土)18 時 30 分~ 20 時 00 分
場所:元新洞小学校第2会議室
メインテーマ 「犯罪被害者と更生保護」
第1夜 「平凡な家族から突き落とされたあの日、、、」
講師:信ヶ原雅文氏 檀王法林寺住職
中江美 則 氏 法人ルミナ理事長

2012 年 4 月 2 3 日に起こった亀岡集団登校交通事件の被害者遺族であ
る中江氏と、同 4 月 1 2 日に起こった祇園暴走事故の法要を毎年続けて
おられる信ヶ原住職の講演と対談。
パワーポイントによる事故の振り返りと、現在に至るまでのお二人の活
動を紹介。
亀岡集団登校交通事件の悲惨極まりない事故に加え、情報漏洩、根拠の
ないネットによる誹謗中傷、嫌がらせという二重三重 の苦しみを受ける
中、自分と同じような苦しみ、悲しみ、憤りを持つ人が生まれないよう
に、加害者を作らない=更生保護の活動も進められている。
信ヶ原住職は保護司という更生保護の活動に加え、祇園暴走事故の法要
を勤められ、その法要には保育園の年長組を参加させ「大人になったら
優しい運転をする人になるんだよ」と語りかけている。
犠牲に
なった方を法要することで事故を風化させない。
語り継ぐことで二度と悲惨な事故が起こらないように、と祈っている。
共通したお二人の思いが参加者の皆様の心に届いた様子であった。
少年法改正について、どう感じているか?という会場からの質問も出た。
また、ネットによる第二次被害に対しても許せないし、我々が慎重に対
処していかねばならない問題、との意見もあった。

参加者合計 38 名 内保護司 11 名(信ヶ原雅文、中井京子、三品美紀、川見善孝、鈴木美智子、村上ますみ、佐伯知彦、堀内寛昭、佐藤恭子、澤田清人、中林五月)
関係団体名とその人数
左京南地区更生保護女性会 5 名、新洞女性会12 名、新洞体振、民生、仏教会、消防分団 6 名
NPO法人ルミナ 2 名一般2 名

 

【左京区叡麓地区保護司会・社会を明るくする運動研修会】

日時:令和5年7月10日(月)10:10~12:00
場所:京都市立上高野小学校ふれあいサロン
主催:叡麓地区保護司会、上高野地区更生保護女性会
参加者:保護司3名、更生保護女性会10名、上高野社会福祉協議会1名。

目的:
誰もが「孤立」を抱える社会のなかで、弱者ほど生きづらい世の中になってきました。犯罪の原因の多くは孤立だと言われており、それはその人を孤立させている地域の問題でもあります。そこで、私たちは改めて「更生保護」の活動を見直し、私たちが地域に求められていることは何かといった問題意識を共有するとともに、新しい保護司さんとの交流を深め、まずは私たち自身が顔の見える関係性を構築することを目的とします。
内容:
・挨拶 牛江保護司
・自己紹介
・更生保護の現状/再犯防止推進法案の背景
犯罪数→ピーク時の1/4、うち再犯者の割合50%、どうして再犯するのか(犯罪の傾向)、
更生保護法令和4年改正→地域住民参加促進、指導から寄添いへ
・話合いーケース検討を通して
生きづらさを抱える少女を題材に、地域でできることを検討した。また近年のニュースなどか
ら感じることを話し合った。「私がその立場だったら、犯罪をしていたかも知れない」「犯罪
に至るまで、もっともっと子どもの時分に地域でできることがあった」との意見が出た。世間
には、犯罪者は排除される存在であって、その人に寄添って考える人はほとんど居ない。
だからこそ私たちの存在は貴重なのだと共有した。

文責:北川美里 左京区保護司会 協力組織部 部会長

 

養正・養徳学区ミニ集会

日時  令和5年7月9日(日)13:30〜15:00
場所  養正小学校ランチルーム
参加人数 26名(うち保護司5名 鞍谷・木村・阪口・柴田基・千葉・更女北6名)
内容  講演テーマ:自転車での事件、事故防止対策について
講師 京都府下鴨警察署 交通課長
京都府警部  相葉 健一先生

講師:京都府下鴨警察署交通課長 相葉 健一先生

本年4月に自転車走行安全運転の為ヘルメット着用が努力義務となり、7月から電動キックボード運行の法律も改正され、交通ルールの変化が著しい昨今、正しいルールを身に付け、自転車を安全に利用したいとの観点から養正・養徳学区合同のミニ集会を企画しました。
まず初めに講師が持参されたスライドを使い道路交通法等に基づく図表を見ながら、自転車は軽車両に分類されており、どの様に通行するべきかをイラストで様々な場面を示し、参加者各々に考えてもらってから正解を披露する形式でお話し頂きました。
例えば、路側帯の種類によっては歩行者専用で自転車が通行してはいけない個所や方向が有ることなど、色々な事例を知ることでルールが身に付くように思われました。

車との事故事例についても同様に事例をたくさん紹介され、左折する大型車両は内輪差が大きく、自転車や歩行者が後輪に巻き込まれる危険があること、大型車両には死角が多く、横断歩道等を通行する際は特に注意をしなければならないと、知ってはいたが忘れていたことを再確認できました。
一方で、危険な走行をすると、今度は自分が加害者になってしまうことも忘れてはなりません。事故を起こせば当然ながら多額の損害賠償請求をされますが、それよりも相手を傷つけてしまう行為は犯罪です。
自転車は自動車と同じく、事故を起こさないよう細心の注意を払って走行しなければなりません。並進・傘さし運転・イヤホンやスマホ使用中の運転走行は危険行為として禁止されています。又、今回の企画のきっかけとなった自転車走行安全運転の為のヘルメット着用については自転車乗車中に死亡事故となった事例の56%が頭部の致命傷であったとのことで、やはり我が身を守るためにはヘルメット着用は必要不可欠であるといえます。
講演後の質疑応答では自転車走行中どの車線を走るべきかわからなくなって困った方の体験談が出たり、学区内で自転車事故の多い場所を教えてほしいなどの要望が出ました。

当日は大雨の予報が出ており、天候もかなり悪かったため、参加者は相当少ないと見込んでいましたが、26名の参加があり活発に意見も述べて頂きました。
交通ルールの変更は安心安全な暮らしにとても関わりが深いことなので、地域の人が直に警察の方のお話が聞ける機会を設けることは意義のある取り組みだと感じました。

文責・写真:阪口美幸  左京区保護司

第73回「社会を明るくする運動」岩倉地域3学区合同ミニ集会開催

日時:令和5年7月9日(木)10時00分~11時30分
場所: 岩倉地域交流センター会議室
講師: 小林光長氏 大脇晋太郎氏
演題:「こども食堂から学ぶ」
「こども食堂」Tera-Coyaの運営に従事されている代表の小林光長氏学習支援担当としてTera-Coyaに参画されている大脇晋太郎氏をお招きして『こども食堂から学ぶ』と題して講演をしていただきました。当日は生憎、雨日和でしたが59名の参加があり、会場はほぼ一杯になりました。
中学校の時、家出をしてから公園や駅で野宿していたという小林代表。
14歳の時父親が蒸発した大脇氏。
数奇な過去を経験された、お二人が京都市左京区で力を合わせて運営されている、学習支援併設型のこども食堂「Tera-Coya」

代表の小林氏は、暴走族のリーダーにボコボコにされたあと、たまたまその日がリーダーと同じ誕生日だったことから暴走族の仲間に誕生日を祝ってもらったことで、皮肉にもその時、はじめて自分の居場所ができたことを実感したとのこと。
大脇氏は堀川高校で使っている問題集を子どもたちに使わせているとのことで自らの体験をもとに、貧乏だから勉強ができないのではないという意気込みで子どもたちに接している。
凄まじい過去の話を淡々と語り、真っ直ぐに進もうとするお二人の心に触れ、密かに涙が頬をつたった。
約1時間にわたり、こども食堂、過去の生い立ちについての話をお聞きした。
以前、代表に会うために伺った「Tera-Coya」で、見た子どもたちは、抱きついたり、叩いたり、はしゃいだり、引っ張ったり、大好きなお兄ちゃんから離れようとしません。
自分の境遇を相談できず苦しんでいるこども。
自らが体験した「心の孤立」そして自分たちを救ってくれた民生委員をはじめとする周囲の方々、少年院の人たち。
こども食堂とフリースクールを隔週で開催することで、食や学びでコミュニケーションが深まり、親でも学校の先生でもない年齢差のある人たちとの斜めの関係の必要性を支援者に伝えている。、

本音を言えない子どもに寄り添うことで、こどもたちの本音が出てくる。

京都市においては平成2年に6人に一人が生活困窮家族と報告されている
混迷を深める世の中にあって、地獄を見たであろう二人が、未来に向けて子どもたちと繋がりを持ち続けている生き様に接し感銘を受けた。
講師お二人のお話は、体験に基づいたもので、参加者の心に響き、講演後たくさんの感想が寄せられた。

参加者:(順不同・敬称略)
・左京区社会福祉協議会 事務局長 木俣紀子
・左京BBS会、会長 出口 花
・左京区保護司会会長 上野 修
・岩倉北女性会会長 柴田敬子
・岩倉北社会福祉協議会会長 金田光雄
・岩倉北民生委員会会長 髙橋久美子
・岩倉北少年補導支部長 原田幸一
・岩倉明徳自治連合会会長 岩渕信明
・岩倉女性会会長 伊佐妙子
・岩倉明徳保険協議会会長 片田住夫
・岩倉明徳民生児童委員協議会会長 川島松平
・岩倉南民生児童委員協議会会長 藤本範子
・市会議員 熊澤真昭
・司会議員 隠塚 功
参加者合計59名(保護司7名含)
参加保護司:天鷲忠勇、上野 修、岩渕信明、柴田敬子、
椹木 稔、加納正博、大西繁雄(順不同・敬称略)

研修会開催に際しまして、
参加者への消毒・検温・連絡先確認・マスク着用コロナ対策として細心の注意で臨みました。

地域幹事:天鷲忠勇
写真:加納正博
文責:上野 修

 

第73回 ”社会を明るくする運動” 修学院地区活動報告書

【 概 要 】第73回 “社会を明るくする運動” in 修学院中学校
中学校の昼食時の校内放送にて”社会を明るくする運動”を全生徒に知ってもらう。
これからの社会を担っていく中学生の皆さんに社明運動をしってもらい、
運動の一環である作文コンテストへの多くの参加を募りたい。

【 日 時 】
7月  6日(木)      12:40~12:55
7月  7日(金)   12:40~12:55

【 内 容 】 保護司からの説明を放送部主体で進行していただく。
1日目:社会を明るくする運動と保護司活動について。
2日目:作文コンテストについて(作文受賞者2名が自作文を朗読する)詳細別紙。

放送当日の進行内容はこちらから

【経 緯】5月31日 : 修中・校長先生に電話にて事前確認。昨年同様の活動で合意した。
6月6日 : 地域打合せ。 更生保護女性会にも参加してもらう方向で進める。
6月9日 : 修中にて打合せ。校内の掲示板に案内ポスターの掲示許可をいただいた。
6月14日 : 地域打合せ。当日時間配分確認。更女代表にも3分間のスピーチを。
6月26日 : 修中にて打合せ。 当日内容確認。 自作案内ポスターをお渡しした。
7月4日 : 修中にて放送部と進行確認。
7月6日 : 本番1日目。予定の時間配分に時間が足りなくなり、内容変更した。
7月7日 : 本番2日目。予定の内容変更し、2名が受賞作文を朗読した。
7月14日 : 地域打合せ。 今回の反省会を行った。

【作文募集への対応】
1.作文用原稿用紙を全生徒分を学校にお渡しした。
2.作文コンテスト案内チラシをお渡しした。
3.応募作品より3作品選出は保護司側で行うこととした。
学校側では作品選別の基準が分からないので、
基本的(国語的)な選別を行った後は保護司側で選出をお願いしたいとの要望があった。
昨年は17作品を保護司側で3作品選出した。

文責:下垣内昭雄

“京都マラソン2023”の応援に駆けつけました…

2月19日(日)地下鉄松ケ崎駅ローソン前西側 10時~12:30
コロナ禍で中止になっていた京都マラソンが3年ぶりに開催され、社明啓発活動の一環として応援に駆けつけました。

ここは、折返し地点の約1km手前…倍率1.6倍を勝ち取った16,000人のランナーが駆け抜けて行きます。私たちの応援の声に手を振って応えてくれるランナー、「応援ありがとう」と声をかけ返してくれるランナーも居て、私たちも力づけていただけた思いになりました。
例年は10人以上の保護司が集まるのですが、今年は各地域でボランティア応援活動をしていることから少なめの集まり、また予報では9時に雨も止むということで、「京の社明くん」も準備万端でしたが、予報とは裏腹に降ったり止んだりでしたのでトランク待機となりました。
とはいえ、マスク越しですが小雨の中走るランナーにエールを送り続けました。
文責 川見善孝
写真・動画 川見善孝

詳しくはこちらから

 

高野中学校出前授業

2月3日(金)14:15〜15:05
高野中学校で薬物乱用防止出前授業を実施。
授業は、保護司会・左京北地区更生保護女性会・BBS会・薬剤師会の共催団体と
共同で作成した薬物乱用防止啓発ビデオをつかった授業を実施しました。
薬物乱用防止授業は過去20年以上も「ダメ絶対!」「薬物は怖い」「犯罪である!」といったスローガンを掲げて実施されてきました。そういった授業のおかげで、薬物の対しての知識は浸透しているのですが、残念なことではありますが、薬物事犯は増加傾向にあるようです。
近年は、SNSなどを媒体とした巧妙な手口によってこども達の身近に
迫ってきています。
私たちが実践している薬物乱用防止出前授業は
まず、下記3部構成です。
1)薬物についての薬学的な説明。文部科学省制作の薬物依存症についてのビデオ放映
2)薬物を誘ってくる人に対してキッパリと声を出して断るロールプレイ
3)「薬物依存症は病気です」啓発ビデオの放映
1部では、左京区薬剤師会の先生による薬物の薬学的な説明をしていただいています。後半では、文部科学省が制作した
「薬物に手を出しやすいひとはどういうひとか?また、薬物依存症になったひとが薬物依存症からぬけだすためにという、お医者さんのお話が収録されたビデオを見ていただいています。
2部ではロールプレイ見本演技を参考に、実際に薬物を誘う断るを交互に演じます。
3部左京区保護司会が関係団体と協力して作った「薬物依存症は病気です」というメッセージビデオを見ていただいています。やめられないのはあなたがダメなのではなくそれが薬物依存症という病気だということ。そして病気には治療が必要である。というメッセージを
とどけています。
授業の最後に、高野中学校校長深尾彰先生が各教室を回られ直にお話をされました。


当日は、授業の参観をさせていただきました。
共催:左京区保護司会・左京区薬物乱用防止指導員協議会
左京薬剤師会・左京北地区更生保護後女性会・左京BBS会

ビデオ撮影・編集:加納正博左京区保護司会理事
文責:椹木稔 左京区保護司会副会長
上野修 左京区保護司会副会長

令和4年保護司・更生保護女性会員・BBS 会員連携強化研修

令和5年2月1日(水)14:25〜
京都保護観察所において
令和4年保護司・更生保護女性会員・BBS 会員連携強化研修会が開催されました。
当日は、京都中央BBS会会長、左京区BBS会会長、京都府更生保護女性会
会長、京都府保護司会連合会会長、京都保護観察所所長など、20数名の参加者がありました。左京区保護司会副会長の上野修が「左京区保護司会とBBS 会との連携」について発表させていただきました。
発表内容は下記PDFよりご覧ください。