令和4年「社会を明るくする運動」鞍馬小学校あいさつ運動

8月26日(金) 7:50〜 鞍馬小学校にて

左京区保護司会からは初めて鞍馬小学校に寄せてもらいました。階段を上ったところに校舎があります。子どもたちの殆どが叡山電鉄で登校してくるため、駅の方角から続く歩道橋を渡って小学校に入ってきます。その歩道橋からも見えるようにと社明君はあちこち移動。子どもたちは、初めて出会う「社明君」に驚きで少し恥ずかしそうにしていました。近づくと大きい社明君。「おはよう」の声も恥ずかしそうでしたが、近くによって声をかけてくれました。今度は校庭に移動した社明君。ボール遊びの子どもたちも社明君に寄って来てくれて大変嬉しそうでした。「明日も来てほしい。」と言ってくれる子どもたちに私たちも笑顔になりました。

 

 

参加保護司
山口・堀内・川見・佐伯・松本・久保

保護司以外の参加者
鞍馬小学校校長・教頭先生・教員

文責:鞍馬小学校

第72回「社会を明るくする運動」北白川地域ミニ集会

日時:令和4年8月7日 14:30〜16:30
会場:北白川小学校ふれあいサロン
講師:澤田清人(左京区保護司会保護司)
題名:「学校は社会の縮図」
~しんどさを抱えながらも子どもたちは頑張っている~

❖講師略歴
1961年2月6日 京都市左京区北白川に生まれ

京都教育大学卒業後、京都市立洛東中学校教諭として着任(1984)され、京都市立弥栄中学校で教頭時代(2004~2005)に人権劇の取組がNHK教育TV(わくわく授業)、総合TV(人間ドキュメント)で紹介される。

2007年 京都教育大学大学院連合教職実践研究科「授業力高度化コース」講師
2009年 立命館大学非常勤講師「道徳教育の研究Ⅰ」担当
2010年 京都市立花山中学校校長
2015年 京都市立向島中学校校長
2017年 京都市立二条中学校校長
2021年 保護司拝命、左京地区に配属
2022年 京都産業大学教職課程教育センター職員 京都文教大学非常勤講師

 
司会高橋保護司あいさつ           澤田清人先生 講演

今回の講演にあたり、講師の前面に飛沫防止の透明シートを設置させていただきました。
コロナ禍ですので、マスク着用での講演が常となっていますが、講演内容から、講演中の表情も見ていただくことが重要と考えたための処置です。

❖講演依頼の経緯
5月29日(日)、元新洞小学校のふれあいサロン室において北白川、葵・下鴨地域が合同で「新任保護司を囲む座談会」を開催しました。昨年11月に北白川地域の保護司として就任された澤田清人先生は中学校の教諭から教頭、校長と歴任され、学校現場での豊富なご経験を座談会でお話しいただきました。これこそ北白川ミニ集会の講演テーマに相応しい!と考え、懇親会で依頼したところ即快諾をいただいた次第です。

① 中学生の姿 道徳の時間の様子から(スクリーン静止画像)
講演は、中学生の道徳(主題「前向きな生き方/教材:「新しい夏の始まり」「明日を生きる 3」日本文教出版)の授業の様子をスクリーンに映し、その視聴から始まりました。

② 教育実践の裏側
「児童虐待(性的虐待)」「保護者の薬物依存(逮捕歴有)」という2つの事例を紹介されました。ここでは、「虐待が発覚したきっかけ」「子どもに対する保護処置及び保護者への対応」「それ以降の経過」についての具体的な説明がありました。このような問題が起こった場合、過去の苦い経験(保護者による常軌を逸した抗議行動)から慎重論も出るなか、“学校長の責任として腹をくくらなければならない”、つまり学校として原理原則を遵守(警察・児童相談所への通報)する毅然とした対応が必要であることを強調されました。

詳しくはこちらから

第72回「社会を明るくする運動」4地域合同ミニ集会

日時:令和4年7月29日 19:00~20:30
会場:元新洞小学校 1階第2会議室
演題:「身近に存在するジェンダー」
講師:寺町晋哉氏(宮崎公立大学准教授)

【講師プロフィール】
宮崎公立大学准教授 専門はジェンダーと教育
<著書>
・『〈教師の人生〉と向き合うジェンダー教育実践』晃洋書房
・「性別」があふれる学校は変われるのか
松岡亮二編著『教育論の新常識』中公新書ラクレ(分担執筆)
・「性別」で子どもの可能性を制限しないために
中村高康・松岡亮二編著『現場で使える教育社会学』ミネルヴァ書房(分担執筆)

新洞・川東地域を主催として4地域合同のミニ集会を行いました。
当日はZOOMを使用し、講師の寺町氏には宮崎よりリモートでご講演いただきました。会場参加者の手指消毒・検温はもちろんのこと、主催者他の挨拶は飛散防止透明シートを張った席より行うなど、感染防止対策を徹底して行いました。事前にZOOM通信テストを念入りに行ったにもかかわらず、講演会開始直後に機器トラブルでしばらくZOOMが繋がらないアクシデントもありましたが、講師の寺町氏と会場参加者のご協力で再開できました。

【講演内容】
ジェンダーとは?
ジェンダーの定義:「私たちは、さまざまな実践を通して、人間を女か男か(または、そのどちらでもないか)に〈分類〉している。ジェンダーとは、そうした〈分類〉する実践を支える社会的なルール(規範)のことである」

ジェンダーの定義についての説明のあと、日常には様々なジェンダー・バイアス(ジェンダーに基づく偏見や、その結果として性別構成比が偏ること)が潜んでいることを解説いただきました。
例えば学校に潜むジェンダー・バイアスとしては、「男子は理系、女子は文系」という認識や、「体力に男女差はある」という認識があります。これに対して様々な調査結果のグラフで、理数系科目の学力は男女差がないか、あってもごくわずかな差であることや、集団の平均値と最高値で「体力」に男女差はあるが、多くの男女は体力テストの結果が重なっていることを示していただきました。

また、学校の様々な場面やものやことが「自然」を装いながら「男女で区別」されています。整列する際に男女別で並んだり、「君」や「さん」といった教師からの呼称など、一つ一つはささいなことですが、常にありとあらゆる場面で「男女を区別」し続けることは、「男女は異なるものを持ち、異なる扱いをうける」ことが「自然」であることを児童生徒が無意識のうちに学んでしまいます。性的マイノリティ(「LGBT」)についても、社会の想定する「普通」からはじき出されてしまう性のあり方を生きることで、様々な困難を抱えていることを知りました。

ではどうすればよいのか。身近なジェンダーに対しては、少し立ち止まって「性別」情報やジェンダーに注意してみることや、「失敗」は仕方ないので、その都度反省していくこと、性的マイノリティに対しては、ジェンダーや性の「普通」に基づいた言動や運営を行わないこと、見直すこと、当事者から相談を受けた場合は聴く・知る・つなげる、避けるべきことは、決めつけない、広めない(共有しない)こと等を教えていただきました。

難しいテーマではありましたが、とても分かりやすいお話で、会場の参加者も共感できる内容でした。活発に質疑もあり、それに対しても丁寧にご回答いただきました。

主催:新洞・川東
共催:岡崎、浄楽・錦林東山、吉田・聖護院
後援:新洞連合会、新洞社会福祉協議会、新洞民生児童委員協議会、
新洞少年補導委員会、新洞女性会
【参加保護司】12名
信ケ原雅文 中林五月 中井京子 橋本周現 川見善孝 繁田彰 村上ますみ 堀内寛昭 久保優佳
澤田清人 市川悦子 鈴木美智子
【保護司以外の参加者】17名
新洞消防分団1名・新洞女性会11名・新洞民生児童委員協議会2名
左京南地区更生保護女性会1名・新洞共同募金会1名・新洞社会福祉協議会1名

参加者総計29名

文責:鈴木美智子

令和4年「社会を明るくする運動」市原野小学校あいさつ運動

7月15日(金) 7:45〜8:30 市原野小学校運動場にて

この日の天気は曇りで今にも雨が降ってきそうな様子に、校舎の近くで挨拶運動を実施しました。校門からすぐに「社明君」が目に飛び込んできます。子どもたちは嬉しそうに「知ってる。社明君やろ?」社明くんに駆け寄り、元気に「おはよう」と挨拶してくれました。市原野小学校にはPTAキャラクターの「いちた君」がいます。いちた君も校長先生に抱っこされて、一緒に挨拶してくれました。「帰りもいてくれるかな」と話しながら、校舎に入っていく子どもたち。子どもたちの元気な様子に、いつもこちらも励まされます。ここ数年の挨拶運動もあって、社明君がいてくれることで「保護司」の存在も覚えてもらってきています。校長先生も毎日でも来てほしいとおっしゃってくださいました。また是非寄せてもらいたいと思っています。

 

 参加保護司
山口・村上・堀内・大西・川見・藤田・佐伯・松本・久保

保護司以外の参加者
市原野小学校校長・PTA本部役員2名

文責:久保優佳

令和4年「社会を明るくする運動」北白川小学校に社明くんがやって来た!

7月14日(木) 北白川小学校正門にて 朝のあいさつ運動

今回の「朝のあいさつ運動」は、 7月12日の第三錦林小学校からはじまり、4日間連続のなかで、北白川小学校へは3日目に登場しました。
「“社明くん”知ってる、去年も来てたー」という子どもたちの歓迎の声に囲まれて、明るく元気に「おはようございます!」のあいさつが交わされました。

 

 参加保護司
堀内寛昭・隠塚功・伊藤恵子・久保優佳・川見善孝(京の社明くん)

保護司以外の参加者
PTA本部役員3名

文責:堀内寛昭

令和4年「社会を明るくする運動」錦林小学校あいさつキャンペーン

7月13日(水) 7:45〜8:30 京都市立錦林小学校 エントランスにて開催
二ヶ所の門があるため校舎前で挨拶運動を行う。そのため背後から登校する児童は遠巻きに見ているが、友達に誘われ社明くんの所へ。児童数も多いため社明くんがもみくちゃになる場面も。ここでも社明くんの人気は凄い。誰もが社明くんを見たら笑顔になるから不思議。ランドセルを教室に置き、また戻ってきて社明くんにひっついている。「一緒に教室に来て、一緒に勉強しよう」と手をとる児童達に、危うく連れて行かれそうになるくらい皆に喜んでもらえた。
挨拶運動で私達、保護司の方が笑顔と元気をもらったような気がする。

 参加保護司
村上ますみ・堀内寛昭・久保優佳・中林五月・中井京子・鈴木美智子・川見善孝(京の社明くん)

文責:中林五月
写真:久保優佳・堀内寛昭

令和4年「社会を明るくする運動」第三錦林小学校あいさつキャンペーン

7月12日(火) 7:45~8:30 第三錦林小学校 正門にて 朝のあいさつ運動

校長先生と共に校門で児童の皆さんを迎える。京の社明くんを見つけると皆さんの顔がパーッと明るくなる。高学年はニコニコ照れくさそうに挨拶を交わすが、低学年は社明くんに抱きついたり、時にはパンチをしてみたり。「どこから来たの?」「中に誰が入ってるの?」など興味津々。社明くんにも大きな声でご挨拶してくれ、校長先生と共に記念撮影に収まり大喜びして頂きました。

「今日も頑張りましょう」との声かけに名残惜しそうに教室へと入って行った児童達。
「また来るね」の言葉に元気に手を振ってくれました。

 

 
参加保護司
繁田彰・堀内寛昭・中林五月・川見善孝(京の社明くん)

文責:中林五月
写真:繁田彰・堀内寛昭

令和4年「社会を明るくする運動」下鴨中学校あいさつキャンペーン

7月8日(金) 8:00~8:30 下鴨中学校 北校舎前グランドにて 朝のあいさつ運動

昨年同様啓発グッズ無しで、北校舎前に“あきまへん”垂れ幕和英版と南北校門に社明旗を掲げ、生徒会、委員会と共に、大勢で“おはよう”の声掛けを行い、登校の生徒たちも、伸びやかに応えてくれた。最後、生徒会の生徒たちは、社明くんと記念写真も教頭先生に撮ってもらうほど、明るいあいさつ運動が出来た。

 

参加保護司
葵・下鴨:和田、藤田、村上  市原野:佐伯、久保  松ケ崎:山田  社明くん:川見

保護司以外の参加者
北更生保護女性会:宮崎

文責:村上ますみ
写真:久保優佳・佐伯知彦・村上ますみ

令和4年「社会を明るくする運動」葵小学校あいさつキャンペーン

7月7日(木) 8:00~8:30 葵小学校 正門にて 朝のあいさつ運動

昨年に引き続き、6年生への啓発授業無しの”朝の挨拶運動“とし、社明旗をあげ、社明くんの出場で、今年度も子供達には大人気であった。去年のことを覚えて声をかけてくれる児童もいて、交わりの楽しさであった。校長先生もいつも通りに挨拶を一緒にして頂いた。

  

参加保護司
葵・下鴨:和田、藤田、村上  市原野:久保  社明くん:川見

保護司以外の参加者
北更生保護女性会:宮崎

文責:村上ますみ
写真:久保優佳・村上ますみ

第72回社会を明るくする運動左京区公開講演会

コロナ禍の問題を抱えておりましたが、保護司会担当者、協力団体との非接触ZOOM打合会を行いました。
ノートルダム女子大学キャンパスでの事前現地視察を経て、開催5日前に左京区推進委員長と打ち合わせを行う。その席上、緊急事態宣言・まん延防止措置の発令がなければ講演会を予定通りに実施するとの取り決めをする。緊急事態宣言・まん延防止措置の発令されなかったので、
予定通り7月31日第72回社会を明るくする運動左京区公開講演会を開催した。

7月31日(日)13:30〜15:00分
左京区ノートルダム女子大学ND ホール

・ご挨拶 社会を明るくする運動左京区推進委員長  古瀬ゆかり区長
・来賓ご挨拶 京都保護観察所 芝崎真琴 統括保護観察官
・来賓者紹介
13:45~
・講演:中西麻奈未氏(元ユース非核特使・平和活動家)
・演題:「想像力からはじまる平和へのアクション」
14:40
・質疑応答
14:55
・閉会の辞 社会を明るくする運動 左京区推進委員会事務局
左京区保護司会 鞍谷秀郎会長
15:00 閉会

内閣総理大臣 メッセージの伝達  芝崎真琴 統括保護観察官 →   古瀬ゆかり左京区長
中西麻奈未氏 講演風景

講演内容:講演者中西麻奈未さんは28歳女性既婚一児の母、若くして世界57カ国で素晴らしい平和活動をしておられるのですが、どのようにして、ひとりの女性がさまざまな活動をするようになったのかについて感情豊かにお話しいただきました。

「りんごを食べる人」

という中西さんがイメージされている独自の考え方について話を展開されました。お話の中で、衝撃的だったのは、ご自身が酷い「いじめ」に遭われていたそうでその影響で、前を向いて歩くことができなくなり「猫背」になってしまったこと。毎日学校へ行くと「きもい、死ね、うざい」といった手紙が書いてあり、毎日毎日このような手紙を見ていると悲しくなり、自分には生きている価値は無い、「毎日死にたいと思っていたそうです」小学生の時、「死」について考えた時に行き着いたのは・・図書館・・・戦争の写真・・・ 世界一周旅行・・平和活動・・・・詳しく知りたい方は下記YouTubeでの視聴をお願いいたします。(講演者了解済)
https://www.youtube.com/watch?v=8exn5r_woAs

講演終了後、20代の参加者3人を含む4名からの質疑応答があり、講演者の話の内容が若い方に身近に感じられたのだと思いました。また、アンケートをお願いしたところ多くの方から高評価をいただきました。

講演者プロフィール:奈良県吉野郡下市町広橋に古民家を購入、リノベーションして移住され兼業で、夫婦共に自然栽培(農薬肥料不使用)の農家(いきる農園)としてお米をメインに作っておられます。
2015年 4月外務省から『ユース非核特使』委嘱 広島・長崎の原子爆弾の被爆者8名と共に24ヵ国にて軍縮・不拡散分野において証言活動。
「核 兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)メンバーと世界各国で共に活動。
【 個人の平和活動として】
◾ カンボジア地雷撤去作業支援
◾ アウシュビッツ強制収容所にてホロコーストの生還者と面会・証言会(2015年)
◾ ネパール 貧困層の村に支援物資提供(鉛筆・ノート・絵の具・筆・子供服など)
◾ ラオス クラスター爆弾不発弾処理支援
◾ ベトナム 枯葉剤被害者施設訪問・支援
◾ ウルグアイ第40代大統領 ホセムヒカさん(世界で一番貧しい大統領)と面会・対談
◾ 被爆者に贈るプレゼント(映像作品) 企画・制作・音楽作曲(2015年)
など、数多くの活動をされてきておられます。

出席いただいた来賓者:
京都保護観察所 統括保護観察官 芝崎 真琴様
川端防犯推進委員連絡協議会 会長 松本 浩二様
左京北地域更生保護女性会 会長 渡邊 正子様
左京区薬物乱用防止指導員協議会 会長 上野 修様
下鴨少年補導委員会 会長 北川 憲一様
京都東ライオンズクラブ 幹事 奥村 雄介様
下鴨警察署 防犯推進協議会 会長・
京都東ライオンズクラブ 青少年育成委員長 古村 清様
京都中央BBS会 会長 川風 祐斗様
左京区BBS会 会長  出口 花様
公益財団法人 京遊連 社会福祉基金次長  伊藤 頼彦様

記念撮影:左京区BBS会・講演者とご家族・左京区保護司会スタッフ

ノートルダム女子大学NDホールでは、参加者全員の消毒検温を実施。
受付で全ての入場者の名前、住所、連絡先をチェック、マスクを着用を確認してから会場への入場をしていただだきました。
会場、入口二ヶ所の扉を開放し、大型扇風機で空気の流れを確保しました。
保護司会担当者、左京北地区更生保護女性会、左京区BBS会の皆様方のご協力をいただき、
284名定員の会場に84名の参加者でしたので、余裕のある状態で安心して講演会に参加していただけたのではないか?と思っております。
当日は、左京区BBS会4名を含む約20名のスタッフが会場設営、配布物準備、各席への配置などのお手伝いをいただきました。

司会進行:上野 修
統括責任者:鞍谷秀郎、椹木 稔  受付責任者:岩渕信明
会計責任者:山中牧子
ビデオ撮影・YouTubeアップロード:加納正博
写真:山中牧子、加納正博、椹木稔、上野恵美
文責:上野 修      (順不同・敬称略)